カシミヤボイス™️とは?

こんにちは。ナレーターの國井千聖です。いつもご覧頂き有難うございます。

さて、きょうは、私のHPで謳わせて頂いている《耳を掴む声、心を掴む語り》《カシミヤボイス》について由縁や意味についてご紹介させて頂きます。既に友人や知人から「カシミヤボイス?良いコピーだね」「素敵な表現ですね」などと直接言って頂きとても嬉しいのですが、実はこれは私の案ではなく、私の朗読Liveでも台本を執筆頂いている脚本家・藍あずささんの言葉をご本人の承諾を得て引用しているものです。

ちなみに、藍さんについて少し紹介すると芸術・教育に関する現役の専門職に就きながら、10代から20代にかけて女優としての舞台経験を経て、本業の傍ら舞台演出や俳優のトレーニング、舞台の脚本提供なども行っている表現分野のエキスパート。とても多才な女性です。

書、美術、文学、芝居、建築、歴史全般に精通。更にアニメ作品や声優などサブカルチャーにも詳しく、自身の経験を通じた深い洞察力と感性から紡がれた気づきを分かりやすく言語化・解説してくれる有難い存在。私自身もナレーションについて個人的に日々有益な示唆、影響を多々受けております。そんな彼女が私の放送の語りを観て送って下さった勿体ない言葉、解説の数々。私自身、まだまだと自覚しておりますが、HPを制作するにあたり彼女の有難い言葉をキャッチコピーにさせて頂くと共に、その意味についても改めて伺いました。手前味噌かも知れませんが信頼する藍さんの評として御覧頂ければ幸いです。

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《ヴェルベットボイスという言葉で表される声と同系でありながら、独特の魅力を持つ声ということから発想した〈カシミアボイス〉。柔らかでありながら微かなハスキーさも持つ独特の耳心地。包み込むような温もりのある音。品と高級感がありながら、どこか素朴さも持ち合わせている。寄り添うような心地よさが吸い付くような手触りも思わせる。「繊維の宝石」という別名も、どことなく國井千聖ボイスにつながるように思う。宝石=ダイヤ=固い、冷たい。だけど、繊維という柔らかいものと組み合わされると温度が感じられて、千聖ボイスのニュアンスが出る。》

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《〜耳を掴む声〜
声だけでいうなら、いい声なのであって、まじりっけなしの澄んだという意味ではキレイな声ではない。微かなハスキーさと若干の甘みが、いい雑味になっている。その雑味が、所謂、埋没しない声となっている。突飛や奇抜ではないのに、耳に残る声。もっと聴きたくなる声。一度聴いたら後から思い返せる声。》

藍さんから頂いた宝石のような言葉の数々。改めて感謝の気持ちでいっぱいです。藍さん、本当に有難うございます。

時に、「声にさほどの特徴がない、平凡なのでは」と悩みながらも好きな気持ちを頼りに続けてきた語りの仕事。でも、彼女の力強い承認を得てできる事がまだまだあるのかもしれない、続けていって良いんだと強く後押しして頂きました。《カシミヤボイス》を武器に《多くの方々の耳に、心に届く語り》の研鑽・鍛錬、これからも続けていきます!

美術館勤務時代〜ロダン展を開催した時の写真。とても懐かしく、そして今も心に残っている展覧会です。

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