【祖父のカメラ。震災から14年】

3月11日。
東日本大震災から14年です。
きょうは、岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災のドキュメントを読ませて頂きました。
その中に2011年の震災とダブルで被災して今回は火災により自宅が全壊されたという方が。
瓦礫の中から家財を拾い上げる高校生の姿など…やりきれず胸が苦しくなりました。

避難指示は解除され仮設住宅の建設も始まるとの報せはあるものの…建物の171棟が全壊。
被災地は復興へこれから長い道のり。。
心からお見舞い申し上げます。。。

14年前の今日。
東日本大震災当時には海から程近かった母の実家が津波に飲まれ店舗と自宅が全壊。親戚や後輩の両親などいろんな方が亡くなりました。

自分の故郷や普段慣れ親しんだ風景が津波に飲まれテレビ中継された衝撃的な光景。
瓦礫から拾い上げた家財や日用品。
家族の生存確認が取れず泣いた2日間。
今でも忘れられません。
小さい頃から育った家、団欒の空間が無くなり、のちに盛り土がなされて、跡地にさえ行かれず地図上からも消えてしまいました。

そして、当時それだけ大変だった事も時間薬により大分和らいできたものの…災害被災者の人生がその一点の出来事により一変して人生の時計が止まってしまう事を体感する事となりました。

関連死含め22228人。いまだ遺留品が47万点。せめて忘れないこと。震災を語り継ぐこと。あの時に決意した強い気持ちを忘れず感謝を持って生き続けること。故郷や被災地に思いを馳せまもなく迎える14:46-黙祷を捧げたいと思います。

※写真は瓦礫から拾い上げた祖父の愛用のカメラ。Nikonの名機F。

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