七草粥

1/7。きょうは過去最多全国7000人のコロナ感染者が出て、2度目の緊急事態宣言が先ほど一都三県に発出され‥例年以上に健康の大切さを痛感させられている中ですが、無病息災を願って七草粥を作って頂きました。

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの七つの葉を刻んでお粥にしました。七草は“日本のハーブ”とも言われ、様々な効果が期待できる優秀な食材でもあるそうです。

■せり
「食べると競り勝つことができる」という縁起物です。
ビタミンC、ミネラル、食物繊維などを豊富に含み、貧血防止や、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

■なずな
「撫でて穢れ(けがれ)を取り除く」とされ、別名はぺんぺん草です。
ビタミンB1、B2、ミネラル、食物繊維をバランス良く含んでおり、高血圧の予防や止血作用、整腸作用があります。

■ごぎょう
ごぎょう(御形)とは「仏様のからだ」という意味もある縁起物です。
鎮咳作用があり、風邪や気管支炎にも良いと言われています。

■はこべら(繁縷)
「繁」という漢字から「子孫繁栄」の願いが込められています。
たんぱく質やカルシウム、鉄などのミネラルを豊富に含み、止血作用や整腸作用があります。
汁で歯を磨くと歯にも良いと言われ、天然の歯磨き粉としても使えるそうです。

■ほとけのざ
仏様が座る「安座」に似ていることから縁起が良いとされています。
胃腸の働きを整えたり、高血圧の予防にも効果が期待できます。

■すずな
「すず」という字が入っていることから「神様を呼ぶ鈴」という由来があります。別名はかぶです。
葉は、カロテンやビタミンC、E、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
根は、カリウムやビタミン、食物繊維のほか、消化を助けてくれるアミラーゼ(でんぷん分解酵素)を含み、胃もたれや胸やけを防ぎます。

■すずしろ
その白さから「潔白」というイメージがあり、縁起の良い野菜とされています。別名は大根です。
自然の消化剤とも言われ、胃腸の働きを助ける酵素が豊富に含まれます。
また、がん予防に効果があると言われるオキシターゼなども含まれます。

胃腸の働きを整える栄養が含まれていて、お正月のご馳走で疲れた胃腸を癒してくれる、とても理にかなった行事食ですね。

薬草の風味のする優しい味に仕上がり、身体が温まりました。緊急事態宣言は来月7日までの発令とのこと。気持ちを引き締めこの難局を乗り越えていきたいと思います。

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