あの日から10年

2021年3.11。今日は東日本大震災から10年ですね。
今週に入り震災特集のVTRを読ませていただく機会を
いくつか頂いています。

めざましテレビ内で読ませて頂いた被災地バスツアー特集。故郷宮城県の人々や再生への取り組みに励まされました。


特に心に残ったのは、
震災から10年その後の被災者へのインタビュー特集。
震災で祖父母とお母さん、弟さん亡くし
今は被災地の市役所職員として
復興支援を行なっている男性のVTRです。
そのお母様が震災の2年前に息子さんに
タイムカプセルとして送った手紙。
震災でお母様を亡くした当時は17歳、
27歳になった今も大切に額に装丁して
生きる励みにしているとのこと。
その手紙を朗読させて頂きました。

お母様が息子さんに伝えた一言一言に深い愛情が溢れていました。

言葉にならない壮絶な運命。
涙なくしては読めないような内容だったのですが、
あの日に運命が180度変わった中で
人と人との絆、力強く生きてきた様々な方の
前向きな人生模様に励まされました。
確かに大変な出来事だったけれど、
その人の事実への解釈と在り方によって変わる。
苦難から何を学び、何を生み出すのか。
今回特集に出演されていた9人の被災者の生き方から
学ばせて頂きました。

▲「人生において夢を持つことはとても大切だと思います。夢も希望もなく毎日ダラダラ過ごすのではなくどうか夢を持って生きて下さい。人の温かさ、人の痛みを知り、豊かで逞しい人間に成長してもらいたいと思います。がんばれ」私自身も刻みたい忘れられない言葉の宝箱でした。

また、私自身も宮城県出身で震災をきっかけに
ナレーターになって10年が経ちましたが、
移り変わりの激しい業界の中で
節目の年にこの様な形で
変わらず報道の現場に関わらせて頂いている事に
改めて感謝の気持ちとともに、
これからも故郷への想い、
最初に志を立てた強い想いを忘れず
自分にできる事で努力していこうと思っています。

ちなみに、放送はテレビ以外では、
スマホアプリのTVer(ティーバー)でも
今日の昼から1週間程度は無料視聴できるそうです。
NHKと民放6局の共同企画「キオク、ともに、未来へ」
のCX系東日本大震災から10年特集。
宜しかったらご視聴いただけたら幸いです。

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