プロ野球読売巨人軍の終身名監督・長嶋茂雄さんが亡くなり長尺のドキュメントを伝えさせて頂きました。当然、訃報とはその人に関わるニュースとして一生に一回の機会であり特別なもの。多くの方々がその著名人に寄せる共通の悲しみや感謝の気持ちを放送で伝えられる事を当たり前とは思っていません。
僭越ながら、その故人の生前の功績や名言などを交え…制作スタッフさん達と協働し、その方に最後の花道を作るような気持ちで慎重に心を込めて伝えています。
当然訃報に重い軽いはないのですが、それでも、長嶋茂雄さんの訃報は特別ですね。けさの新聞各紙は長嶋さん一色。スポーツ界、政界、芸能界からだけでなく、海外メディアも敬意と哀悼の意を寄せていました。
まさに巨星墜つ。ひとつの時代の終わり。
私は世代が違いますが…人々に愛され、選手として監督として前人未到の大記録を樹立し、記憶に残る偉大な方だったことが改めてよくわかりました。スポーツ指導者の父が尊敬の念を抱き自宅でよく話してくれていたこともあり凄く寂しく感じました。
いまの時代はメディアが多様化して、国民的スターや共通の行事がどんどんなくなってきていますが…人々の心を1つにしワクワクさせ感動させるのスポーツとエンタメ。そしてテレビのチカラ。偉人の生き方に学び、自分の人生を通じてテレビの仕事を通じて何を遺していくか、私も人生を終えるときに惜しまれる生き方をしていきたいなと思いました。
