漫画から学ぶ

最近とある場所で思わず手に取り
あまりの面白さに
止まらなくなってしまった懐かしの漫画
「ガラスの仮面」の文庫版(笑)
大人買してしまいました。

ちなみに、
最初に読んだのは遥か昔の〜大学時代。
写真部の部室にOGが寄贈して下さった
同書に受けた衝撃が蘇り懐かしさと、
時を経て縁あっていま学んでいる
お芝居についての気づきが沢山あり…
時代を跨いで全く色あせない
名作を紡ぎつつげるレジェンド漫画家
美内すずえ先生にうなされました!

1976年から連載が始まり未だに未完の本作。
累計発行部数5,000万部を突破した
大ベストセラーで平凡な一人の少女が、
ライバルとの葛藤を通して
眠れる芝居の才能を開花させ
成長していく過程を描いた
物語です。(現在はコミックの49巻まで)

読んでいて語りのスキルに通じる部分も
多々あり、主人公やストーリーに
感情を揺さぶられながら
改めて学べることがある名作と思いました。

他にも、表現分野の友人の勧めで
最近読んで面白かった漫画は、
絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公を中心に、
美大受験予備校や入学試験での苦悩が描かれる
青春群像劇「ブルーピリオド」や
朗読をテーマにした「花もて語れ」など。
いずれも、本当に面白い作品です!

学びや気づきとは、
同じ事を学んでいても
その人に1番入るタイミングや方法が異なり、
折に触れて繰り返し 
色々な人の口や言葉、手段、媒体を通じて
もたらされた情報(知識)が
ある時、点と点の概念を線にしたり
立体(智慧、実戦レベルの学び)に
変えたりするのだと思います。
私もガラスの仮面に触れてはいましたが
当時は写真はやっていましたが、
生の演技の表現者、実演者としての視点では
読んでいませんでしたし
読む未来があるとも想像していませんでした。
他人事のうちは学びは浅く、
自分ごととして切羽詰まった状況だったり
学びを心から求めている時に
臨場感を伴って吸収出来ると
言えるのかもしれません。

漫画で学んでいる方も多いと思うのですが、
興味のある方は良かったら
いま再びガラスの仮面を(笑)!
私は文庫本を選択しましたが
Kindleなどもあり場所が気になる方も
お試しで買い易いと思います。

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